ー着物の買取価格の相場はどのくらい?高く買い取ってもらうには?ー
2024.4.19
自宅に眠っている着物を買取業者に売る場合、いくらぐらいで売れるか気になりませんか。
そこで、買取業者に着物を売るときの参考となるよう、着物の種類別に買取価格の相場をまとめました。
査定額を高くする方法もお伝えしますので、最後まで目をお通しくださいね。
【種類別】着物の買取価格の相場
一言で着物といっても多種多様で多くの種類があり、それぞれ買取価格が異なります。
そのため、この章では一般的によく知られている次の着物の買取価格の目安をご紹介します。
1.振袖
2.訪問着
3.留袖
4.小紋
5.付け下げ
6.紬
7.浴衣
次から詳しく解説します。
1.振袖
・買取価格の相場:10,000円~40,000円
「着物」と聞くと振袖を連想する方は多いのではないでしょうか。
一般的には未婚女性の着物とされており、成人式や結婚式でよく着用されています。
ほかの着物よりも袖を長く仕立てられていることが特長です。
近年は、外国人観光客からの注目が集まっていることや、日本人の平均身長が高くなっていることから、身丈や袖丈が長い振袖に高値が付けられる傾向にあります。
2.訪問着
・買取価格の相場:10,000円~30,000円
訪問着とは準礼装の着物で、年齢や結婚の有無に関係なく着られるため、幅広いシーンで着用できる着物です。
需要が高いことから、比較的高い価格で買い取ってもらえる可能性があります。
3.留袖
・買取価格の相場:色留袖10,000円~40,000円
留袖とは振袖の袖を短くした着物のこと。
結婚式などに新郎新婦の親族の方が着用している着物というと、イメージしやすいかもしれません。
留袖には黒一色の「黒留袖」と、黒以外の色の「色留袖」があります。
黒留袖は既婚女性だけが着用でき、色留袖は既婚・未婚問わずに着用可能です。
黒留袖よりも色留袖のほうが需要が高いため、高く売れるケースが多いです。
4.小紋
・買取価格の相場:2,000円~10,000円
小紋は普段着として分類されるカジュアルな着物です。
着物全体に細かな模様が繰り返し入っていることが特長。
気軽に着れるため需要が高そうですが、買取価格は数千円と安めです。
ただし、本記事の後半で紹介する「江戸小紋」は、高額で買い取ってもらえるでしょう。
5.付け下げの買取価格
・買取価格の相場:5,000円~40,000円
付け下げは普段遣い向けの着物で、食事会や同窓会、観劇など、いわゆる「お出かけ」のときに着用する人が多い着物です。
訪問着よりも柄が少なく、控えめな印象を与えるため、幅広いシーンで着用できるでしょう。
買取価格価格は安めですが、華やかな柄の付け下げは数万円で買い取ってもらえる場合があります。
6.紬
買取価格の相場:数千円~100,000円以上
紬は留袖や訪問着、振袖などの生地を染色して絵を描く着物とは異なり、糸を染色して織り方によって柄をつくり出します。
ハリがあり、色落ちにくく丈夫な着物です。
紬は手織りだと高額になり、のちに紹介する「日本三大紬」は特に高い価格で取引されています。
一方、機械織りの紬は安く、買取価格は数千円程度です。
7.浴衣
・買取価格相場:数百円〜数千円
夏のお祭や花火大会などの会場で目にすることの多い浴衣。
生地が木綿で素肌のうえに直接着るため需要がさほど多くなく、買取価格が低い場合がほとんどです。
有名または人気ブランドの浴衣であれば、相場価格より高い値が付けられることがあります。
買取高額になる可能性が高いブランド着物3つ
次に紹介するブランド着物は価値が高く、高額で買い取ってもらえます。
1.日本三大紬
2.京友禅・加賀友禅
3.江戸小紋
それぞれの買取価格の相場と特徴を見てみましょう。
1.日本三大紬(大島紬・ 結城紬・牛首紬)
買取価格の相場:大島紬30,000円〜100,000円以上/結城紬数千円~100,000円以上/牛首紬30,000円〜50,000円
日本三大紬は、古い歴史を持つ紬で売上の大半を占めていると言われています。
特に「本場結城紬」は紬の最高級品とされ、高い値で売却できるでしょう。
なお、大島紬と結城紬は日本の三大紬に数えられますが、3つめの紬は牛首紬ではなく「塩沢絣」または「上田紬」だという説もあります。
よって、塩沢絣や上田紬も高額で買い取ってもらえる可能性が高い着物です。
2.京友禅・加賀友禅
・買取価格の相場:30,000円〜100,000円以上
友禅とは「友禅染め」の略で、着物の染色方法のひとつ。
繊細で華やかな柄が特長です。
京友禅は金箔や絞り、刺繍など染色以外の技法を用いて華やかに仕上げますが、加賀友禅は染色のみで格調高い雰囲気を醸し出します。
職人がすべて手作業で柄を描くため、京友禅も加賀友禅も非常に価値が高く、買取価格も高額です。
3.江戸小紋
・買取価格の相場:数千円〜100,000円以上
その名が表すように江戸時代に生まれた着物が、江戸小紋です。
非常に細かな文様が描かれ、遠目でみると無地に見えるほど。
1枚の江戸小紋を仕上げるのに、多くの労力がかかるため、高値で買い取ってもらえるでしょう。
特に人気の作家による江戸小紋なら、100,000円前後で買い取ってもらえる可能性が高いです。
しかし、需要の低い柄や大量生産された江戸小紋の場合は、安い値段が付けられてしまうケースがあります。
着物の買取価格をアップするには
できるだけ着物を高く買い取ってもらいたいと考えるのではないでしょうか。
この章では、査定額を上げるのに効果的な方法を紹介します。
きれいな状態にする
同じ着物であっても、状態が悪いものよりも良いもののほうが、高く買い取ってもらえます。
着物を良い状態に保つには、保管しているときにひと工夫することが大切。
たとえば、カビや害虫から着物を守るために定期的に虫干しをしたり、湿気による着物の劣化を防いでくれる桐ダンスに保管したりするなどが有効です。
また、何年もタンスの中で眠らせておくよりも、早めに買い取ってもらったほうが、高く買い取ってもらえる可能性が高いでしょう。
証紙を用意しておく
着物に証紙が付いているなら、査定を依頼する際に着物と一緒に提出しましょう。
証紙とは、着物の価値や品質を示す証明書のこと。
特に著名な作家が手掛けた着物やブランドの着物であれば、証紙があるかないかで査定額が大きく変わるでしょう。
まとめ
着物の買取価格の相場を紹介しましたが、実際の価格は査定してみないとわかりません。
自宅に着ていない着物があれば、査定だけでも依頼してみてはいかがでしょうか。
多くの買取業者は、査定を無料で行っておりますので、提示された査定額によって売却するかどうかを決めるのも手です。
ぜひ、買取業者に査定の相談をしてみてくださいね。
買取サービスについては、次の記事もご参照ください。
ー買取とはどんなサービス?不用品の処分に利用したい理由と種類を紹介ー
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