ー出張買取のトラブルを防ぐためにおさえたいポイントとは?事例も紹介ー
2024.5.24
出張買取は非常に便利な買取方法なので、利用したい、または利用したことがある方は多いかもしれません。
しかしその一方で、トラブルが発生していることも事実。
この記事では、実際にあった被害の例と出張買取のトラブルを防ぐポイントを紹介します。
出張買取とは
出張買取とは、品物の買取希望者が指定した場所に業者が訪問し、その場で品物の査定と交渉、買取を行うものです。
買い取った品物の代金もその場で支払ってもらえるので、すぐに現金化できるのもメリット。
売りたい品物を店頭へ持ち運ぶ手間が省けるため、多くの人が利用しています。
特に、次のような方は出張買取を利用するのがおすすめです。
・貴金属など高価な品物を持ち歩きたくない方
・売りたい品物が多くて持ち運びができないという方
・小さなお子さまがいるなどの理由で、外出が難しい方
上記に該当しなくても、もちろん利用可能です。
なお、出張買取以外にも次のような買取方法があります。
店頭買取
売りたい品物を店頭に持ち込んで、店舗で査定と交渉、買取を行う方法です。
出張買取同様にその場で交渉や現金化が可能です。
ただし、品物を持ち運ぶ必要があるため、売りたいものが多いときには向いていないでしょう。
宅配買取
品物を業者に宅配で送って査定と買取をしてもらうのが、宅配買取です。
査定額はメールや電話で伝えられるので、顔を合わせずに交渉したい方にはうってつけ。
しかし、ほとんどの場合は品物を配送してから数日後に査定額が伝えられるため、買い取ってもらえるまで少々時間を必要とします。
また、品物の梱包や発送などの手間もかかるでしょう。
出張買取のトラブル事例2つ
出張買取は非常に便利である一方、残念なことに悪徳な業者によるトラブルが発生していることも事実です。
具体的には、どのようなトラブルが起きているのでしょうか。
ここでは実際にあったトラブル事例を2つご紹介します。
トラブル事例1.買取業者に強引に買い取られた
一人暮らしの高齢女性Aさんは、不要になった着物を手放そうと出張買取を依頼しました。
約束の日に買取業者が来て、着物を買い取ってもらった後に「不要な貴金属があれば一緒に買い取ります」と申し出を受けました。
ジュエリーをいくつか保有していましたが、売りたくなかったため断ったところ、業者の態度が急変。
高圧的な態度で売るように説得し始め、なかなか帰ってくれません。恐怖を感じたAさんは仕方なくジュエリーを一つ売り渡してしまいました。
このように、一人暮らしの高齢者や女性を狙って恐怖心を煽り、強引に買い取るというトラブルは多々発生しています。
トラブル事例2.売った品物を不法投棄された
断捨離のため貴金属や骨董品、家具などを一度に売却しようと決めたBさんは、出張買取を依頼しました。
貴金属と骨董品は高値で売却できたものの、家具は買取を断られてしまいました。
しかし、業者が安値で家電・家具を引き取ってくれるというので、貴金属・骨董品の買取価格を下げる形で家具を持って帰ってもらいました。
実は広大な土地を保有しているBさん。
ある日、自分が保有している土地の一部である雑木林に業者に売却した家具が破棄されているのを発見しました。
業者が引き取った家具を適切に処分せず、不法投棄をしていたのです。
Bさんは警察に届け出たものの、その業者と連絡が取れず、自分で不用品回収業者に依頼して捨てられた家具を撤去してもらう羽目になりました。
これは、後述する古物商の届け出をしていない違法の業者によるトラブルです。
出張買取のトラブルを防ぐポイント4つ
悪質な買取業者によるトラブルを未然に防ぐには、どうしたらよいのでしょうか。
出張買取では、次の4つのポイントをおさえることが重要です。
1.電話での勧誘に応じない
2.突然の訪問に応じない
3.許可を受けているか確認する
4.行商従業者証を携帯しているか確認する
次からは、一つずつ詳しく解説します。
1.電話での勧誘に応じない
出張買取の勧誘は法律上禁じられています。
「不招請勧誘(ふしょうせいかんゆう)」といい、電話や訪問をして買取の営業をしてはいけないことになっています。
しかしながら、電話で勧誘をする業者は少数ながら存在しますので、注意が必要です。
売りたい品物があるときに出張買取の営業電話がかかってきても、それには応じず、自分自身で業者に出張買取を申し込みましょう。
2.突然の訪問に応じない
前述したように、約束もなされないまま出張買取の勧誘をすることも禁じられています。
出張買取は、事前に売り手が業者に申し込みをし、日時を設定しなければなりません。
取り決められた日時以外に訪問して買取を行うことも禁止です。
3.許可を受けているか確認する
出張買取を含め、品物や中古品の買取や販売を行う業者は、「古物商」と呼び、都道府県公安委員会の許可を受ける必要があります。
しかしなかには、古物商の届け出をせず無許可のまま営業している違法な業者も存在します。
ですので、出張買取を依頼する前に許可を得ているか確認しましょう。
確認方法は、業者に直接尋ねるという方法がありますが、都道府県の公安委員が好評している古物商データベースをチェックするのが確実です。
4.行商従業者証を携帯しているか確認する
売り手が出張買取を申し込み、約束の日に業者が訪問したとしても、取引をする前に「行商従業者証」を携帯しているか確認するとトラブルを防げます。
個人宅などを訪問して品物を買い取る行為を「行商」といい、行商を行うには行商従業者証の携帯が義務付けられています。
もし、「普段は持ち歩いているが、今日は自宅に置いてきてしまった」など、携帯していない場合は、取引を断るのが賢明です。
なお、出張買取のトラブルについては、以下の記事でも紹介しています。
ー貴金属の出張買取トラブルに注意!悪質な手口と防止策・解決策を解説ー
まとめ
出張買取のトラブルは何としても避けたいものです。
そのためにも出張買取を検討しているなら、この記事で紹介したポイントをおさえて依頼することが大切です。
トラブルを未然に防ぐために、突然の訪問や勧誘の電話には応じず、許可を得た業者に依頼しましょう。
また、訪問時には行商従業者証のチェックもお忘れなく。
安心して取引をしてくださいね。
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