ー出張買取で骨董品の査定額を決める要素5つと高く売るコツ4つを紹介ー
2024.3.29
出張買取で骨董品を売るときには、何を根拠に買取価格が決まるのでしょうか。
この記事では出張買取の査定において、骨董品のどこをチェックするのか、また高く売る方法はあるのか見てみましょう。
出張買取で骨董品売却を検討している方は、ぜひご一読ください。
骨董品の定義
そもそも、どのような品物を骨董品と呼ぶのでしょうか。
一般的には、100年以上に製造されたものを骨董品と呼ばれています。
これは、1934年にアメリカで規定された通商関税法で定義されています。
尚、国家間の貿易の規則を取り上げる国際機関・WTO(世界貿易機関)の加盟国間で骨董品を輸出入する場合は、関税がかかりません。
しかし、日本では数十年前に製造されたものも骨董品と呼ぶこともあります。
骨董品には、次のような種類があります。
・掛軸
・絵画
・茶道具
・陶磁器
・おもちゃ
・珊瑚や象牙などで作られた美術品
骨董品の買取価格を決める要素5つ
骨董品の買取価格は、買取業者の鑑定士が骨董品のさまざまな要素をチェックしたうえで決定するものです。
出張買取では、売主が指定した場所に買取業者のスタッフが出向き鑑定をします。
次からは、骨董品の買取価格を決定づける要素を解説します。
1.希少性
今でいう限定品のように生産が少なかったものや、現存する数が少ないものは、希少性が高いことから価値が高まります。
逆に、市場に多く出回っているものは骨董品であっても価値が下がってしまうでしょう。
2.芸術性
「芸術性が高い」、「精巧な作りである」と評価されたものは査定額が高くなる可能性があります。
しかし、作品として優れているかどうかは、国や地域、時代によって変化するため、どういった作品が優れているかは一概にはいえません。
なかには、鑑定士によって評価が異なるケースもありますので、複数の鑑定士に見てもらうのもおすすめです。
3.知名度
有名作家による作品や話題になった作品、よく知られている作品などは、高い価格で買い取ってもらえるでしょう。
注意したいのが贋作です。
贋作とは、オリジナルの作品をもとに別の人物がそっくりに作ったもののこと。
どんなに知名度の高いものであってもそれが贋作である場合は、高額な買取価格は望めないでしょう。
4.制作された年代
ほとんどの場合は、制作された年代が古いものほど価値が上がります。
なぜなら、明治時代に作られたものと江戸時代に作られたものとでは、後者のほうが現存している数が少ないためです。
とはいえ、古い品物ならどのような骨董品であっても価値が高いとは言い切れません。
たとえば、次の2つの絵画がある場合、
・江戸時代に無名の画家によって描かれた絵
・明治時代に著名な画家によって描かれ、芸術性が非常に高いと評価された有名な絵
…後者の明治時代の絵の方が価値が高いとみなされ、高額な査定額を付けられるでしょう。
5.保存状態
骨董品は保存状態が良いものに高い買取価格が付けられます。
骨董品は、作られてから長い月日が経過しているため、経年劣化などが生じている可能性があります。
また、何らかの理由でキズがついていることも。
よって、骨董品を所有しているなら、適切な場所で大切に保管しておくことをおすすめいたします。
査定額に納得できない場合
出張買取では、買い取り前に売主に査定額を提示し、売主の合意を得たうえで買い取ります。
この際、自分が予想していた査定額や希望の買取価格より低い場合は、買取をキャンセルすることが可能です。
これは、出張買取でなくても、店頭買取や宅配買取でも同じことがいえます。
また、査定額の根拠や理由を尋ね、必要であれば再鑑定を検討してもよいでしょう。
査定理由を明確に答えられない場合、鑑定士の知識が乏しい可能性があります。
その場合は、手間がかかりますが、ほかの出張買取業者による鑑定を依頼するのがおすすめです。
信頼できる鑑定士なら、
「江戸時代に作られた焼き物で、〇〇という有名作家によるものだが、保存状態が悪かった」
「有名画家による掛軸のように見えるが、贋作だ。理由は、作者のサインが違う」
など、明確に査定額の根拠を説明できるはずです。
このように、納得できない査定額を提示された場合は、根拠を尋ねることが大切です。
買取そのものをキャンセルしても良いでしょう。
骨董品を高く売るためのポイント4つ
骨董品そのものの価値を高めることは難しいですが、ひと手間加えることで高く売れる可能性があります。
出張買取を依頼する前に、次を実行してみてはいかがでしょうか。
1.付属品を揃えておく
骨董品の付属品がある場合は、出張買取の査定時に用意しておくのがおすすめです。
なぜなら、付属品は制作された人物や年代を証明できるものだからです。
付属品には、主に以下のようなものがあります。
・外箱
・共箱
・内袋
・鑑定書(または保証書)
鑑定書は作品が贋作でないことや、作者名、作品名などを証明するものです。
査定額に影響するといえるでしょう。
2.出張買取で売る時期を見極める
時流によって骨董品の価値が変動する場合があります。
もし、所有している骨董品や作家が注目されているなら、高い査定額を付けてもらえる可能性があります。
たとえば、美術関連の展示会やイベントが開催され、それらに関連した骨董品の場合は、価値が高まるでしょう。
可能であれば、売りどきを見極めるためにトレンドを追ってみるのがおすすめです。
3.適切な場所で保管を行う
骨董品は、次のような条件を満たす場所で保管しましょう
・湿気が少ない
・極度に乾燥していない
・直射日光が当たらない
骨董品は経年により壊れやすくなっている可能性があります。
乾燥や直射日光によりひび割れが生じる可能性がありますし、湿度の高い場所に保管するとカビが発生することも。
出張買取を検討していなくとも、骨董品は適切な場所に保管することが大切です。
4.軽く手入れをする
出張買取の前に、骨董品のお手入れをすることもおすすめです。
乾いた柔らかい布なので、付着したホコリなどを払って起きましょう。
ただし、骨董品はキズがつきやすいため、手入れは軽くすませておいたほうが無難です。
骨董品に触れるときには、専用の手袋をつけることもお忘れなく。
手の油や汗などが骨董品に付着し劣化してしまう恐れがあるためです。
まとめ
骨董品の買取価格は、出張買取の鑑定士によって決められます。
価格は交渉できますが、骨董品の価値に見合わない価格だと応じてもらえないでしょう。
骨董品の価値を決める要素を把握しておけば、スムーズに交渉できる可能性があります。
また、出張買取で骨董品売却するときには、この記事で紹介した高く売る方法を実行してみてはいかがでしょうか。
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